【中学受験国語】おすすめ国語学習漫画一覧

(2016/4公開 2019/6更新)

先日「男の子の脳を伸ばすのはどんな親?」という本を読んだのですが、そこに、「男の子は文章よりもビジュアルで示したほうが頭に入りやすいという脳の傾向がある」という記載がありました。
学習漫画は男子の脳の傾向から見ても効果がありそうですね。

我が家では息子達の国語の読解力の養成に関しては常に課題となっており、中学受験という視点からみますと”これで国語が得点源になった!”と言える状態にはなっていないので、おすすめというのもおこがましいのですが(汗)、苦手だからこそいろいろ試しております。我が家で活躍している学習漫画をご紹介します。

ドラえもん学習漫画国語攻略シリーズ

おなじみドラえもん学習漫画シリーズです。我が家では全教科でこちらのシリーズにお世話になっていますが、ことわざや慣用句、俳句などでは特にドラえもんのこちらのシリーズで得た知識が多いです。ドラえもんありがとう!
ドラえもんの学習漫画シリーズは学習塾の日能研や浜学園が監修しているものが多いのですが、国語攻略シリーズでも多く、中学受験などを考えている際にも参考になると思います。

例えば「ドラえもんの国語おもしろ攻略 文法力がつく (ドラえもんの学習シリーズ)」も日能研の監修ですが国語の基本として習得したい文法について、主語述語といった基本的なことから、修飾語、品詞の種類、敬語、送りがな、など漫画でわかりやすく説明されています。我が家は国語の論理エンジンシリーズなどで知られる出口先生の国語の問題集を愛用しているのですが(ブログ記事⇒【中学受験】国語の読解力強化対策に使い始めた問題集〜その1.出口汪の新日本語トレーニング)、そこでも読解の基本として、文の中の主語と述語の関係を明確にし論理的に文章を読みこなすトレーニングが繰り返し行われています。ドラえもんのこちらの本は、出口シリーズで何度も繰り返される”文図”などもわかりやすく説明されているので、出口シリーズの問題集に取り組んでいる最中でも、取り組む前段階としても、わかりやすく理解を助ける学習漫画だと感じました。

 

また、「ドラえもんの国語おもしろ攻略 読解力がつく (ドラえもんの学習シリーズ)」も日能研の監修です。は、息子達も読んでいましたが、恥ずかしながら読解指導の勉強のために母も読みました。抽象的な内容ではなく、「わかりやすい問題から先に解答して時間を無駄にしない」などいざテストの際にどのように解答すると点数が取りやすいか、ということまで書かれています。実際の問題をドラえもんとのび太の対話を追いながら解いていけるので、わかりやすいです。ここで紹介されているテクニックを臨機応変に使うことができたら、だいぶ国語の点数もアップするとは思うのですが、そこまでになるにはやはり練習が必要ですよね(汗)。

(※ドラえもんの学習漫画シリーズは随時改訂されていますので、ご購入の際は改訂新版かどうかをご確認されたほうがいいかと存じます。Amazonには改訂前のバージョンのものも掲載されています。私は算数で改訂後名前が変わっただけで中身が変わっていないものを購入してしまったことがあります)

当ブログ記事ドラえもんの漢字辞典についてはこちらの記事でもご紹介しています⇒マンガや絵で楽しみながら漢字が得意になる!

 

小学館学習漫画シリーズ

シリーズは違いますがドラえもんはここでも活躍しています。こちらは小学生低学年が対象です。「声に出して読みたい日本語」などで知られる斎藤孝先生の監修です。文章ではなくマンガを読んでそこに書かれていることをクイズ形式で答える形式になっています。
”マンガ+クイズ”の楽しい本という印象ですが、人物の感情を読み取ったり、起承転結を考えたり、出来事を要約したりといったトレーニングが自然にできるようになっています。まさにマンガを読んでいるうちに国語力がつくという、幼児~低学年向けの導入としてよく考えられていると思います。


ドラゼミ・ドラネットシリーズ

こちらもドラえもんのシリーズなのですが、こちらは学習漫画というよりも、ドラえもんの挿絵が理解を助けるという位置付けです。国語読解、読書感想文、作文については、作文指導で有名な宮川先生、漢字は加納先生の授業形式になっています。「マンガの力で惹きつけて読ませる」というものではなく、参考書としての要素が強いので、1冊読み切るというよりも気になる部分を集中的に読むような利用の仕方もいいかもしれません。

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当ブログ記事我が家では作文の苦手な長男が「読書感想文がラクラク書けちゃう本」のおかげもあり、各種コンクールで選ばれるようになりました。

こちらの記事でもご紹介しています⇒ちょっとしたコツで作文が上手になる!おすすめ作文ドリル&参考書

ちびまる子ちゃんの満点ゲットシリーズ

こちらのシリーズは非常に評判がいいですよね。Amazonなどの評価も高いです。ただ息子達は低学年のうちはちびまる子ちゃんというキャラクターにいまひとつ惹かれなかったようで、ドラえもんシリーズのように片っ端から揃えるということはしていませんでした。
ところが長男が高学年になって、改めてこちらのシリーズを手に取ってみたところ、ドラえもんシリーズより内容が濃い!ことに気が付きました。言葉一つ一つの説明が丁寧で充実しています。マンガ文中での用語の使い方も適切でわかりやすいです。低学年の時はドラえもんに惹かれていた息子達も、やっと四コマ漫画の面白さが理解できるようになったようです。ただいまこちらのシリーズを揃え始めています。

集英社のサイトで中身をチェックできます⇒集英社満点ゲットシリーズ

当ブログ記事同音異義語の使い方が苦手な長男は「ちびまる子ちゃんの似たもの漢字使い分け教室―同音異義語、反対語、類語など (満点ゲットシリーズ)」にお世話になっています。
◎慣用句を学べる漫画シリーズの比較をしてみました。この記事の中でも取り上げています。⇒ブログ記事(この学習漫画で慣用句を覚える!慣用句を学べる学習漫画4種類の感想

「小学生のまんが辞典」シリーズ

”「文章を上手に書く」ための辞典”のシリーズでオールカラーで言葉についてわかりやすく解説してあります。
ドラえもんやちびまる子ちゃんシリーズのようにキャラクターで惹きつけるタイプの内容ではありませんが、”辞典”とあるように、内容は充実しており、漫画やイラストでの説明も丁寧です。

中学入試攻略BONシリーズ

他教科でも活用しているこちらのシリーズ。語彙の説明や語彙数ではちびまる子ちゃんシリーズの方が充実しています。ただ、こちらは「中学入試」という観点で、入試に出やすい言葉や出題のされ方などがわかりやすく、「入試問題にチャレンジ」コーナーがあり、実際の入試問題を解いて確認できるところなどが便利です。受験を考えているお子さんにはおすすめです。

その他

普段子供が使わない難しい言葉などは、特にマンガが理解の助けになると感じています。

当ブログ記事

小学生必須難語2000マンガでクイズ」についてはこちらの記事の中でも触れています⇒クロスワードで遊びながら四科や時事問題の重要語句を確認できる本

こちらは小学生には少し難しいかな?という語彙を漫画と例文で学べる本です。
いずれも「10歳までに」と書かれていますが、10歳では知らないお子さんも多いのでは?という言葉も含まれていました。
”漫画”と書かれてはいますが、特にストーリーはありませんが、絵を見て理解しやすいので、言葉を知る一助になるのではないかと思います。

(その他)

慣用句を学べる漫画シリーズの比較をしてみました⇒ブログ記事(この学習漫画で慣用句を覚える!慣用句を学べる学習漫画4種類の感想

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