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論理的に説明する力を段階的にトレーニングできる『子どものための論理トレーニングプリント』

先日、読書感想文の書き方についての本の感想を書きました(⇒読書感想文のお助け本三冊(メモ))が、その際に気になっていたこちらの本も購入し、次男と試してみましたので感想をメモしておきたいと思います。

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Amazonでの説明では

コミュニケーション力、考える力、読解力を最大に引き出す。教科書では教えない「頭がよくなる」「人生に必要な」国語力を育てる。

と紹介されていましたが、レビューも好評で気になっていました。

著者の三森ゆりかさんはドイツで子供時代を過ごされた方でドイツの母語教育を参考にした言語教育カリキュラムの内容をトレーニングプリントとしてまとめたとのことです。

内容は、ステップ1~ステップ5までの5章編成となっていて、それぞれに、「論証」、「物語」、「説明」、「描写」、「報告」、「視点」を変える、絵の分析という7項目で構成されています。

例えば、「説明」項目については、ステップ1では「絵の中の二人の説明を読んでどちらの説明が分かりやすいか」を考え、2,3,4と段階的にレベルアップし、ステップ5では「指定された事柄について自分で説明する」という内容になっています。

”トレーニングプリント”とありますが、小学生中学年には直接書き込むにはスペースがやや小さいように思います。ノートを使ったり、片面B5サイズをA4くらいに拡大コピーすると使いやすいように思いました。

我が子もそうなのですが、子供って、「こんなことがあったよ!これがすごかった!これもこれもこれもすごくて、これもたのしかった!」などと、喜びや感動が全面に出ますよね。文章のわかりやすさには程遠くても感動が伝わってきます。
以前感想を書いた「わが子に教える作文教室」では、「そんな文章も味があって、素晴らしい!褒めましょう!」という内容でした。

上記と比較することはあまり適切ではないのですが、こちらのトレーニングプリントは、「人に伝える際の論理的な伝え方」の型を徹底トレーニングしましょうというものです。プレゼンの練習ですよね。

「作文の楽しさ」を子供と味わうというようなものではなく、「型を叩きこむ」というものです。

私自身、何かを話す際に論理的に話しているとは言いがたく、夫にも「で、何が言いたいの?」と言われることは多いです。それがおしゃべりの楽しさではなかろうかとも思いますし、息子が「ママ、今日楽しかったことは2つあったよ。一つは○○で一つは○○でした。なぜなら・・・」などと言い始めたら「どうかした?」と思ってしまいそうです。

でも、文書でも言葉でも人に何かを説明する際のわかりやすい基本形を身に着けておくことは大事ですよね。

米国の学校などでは、プレゼンやディベートの機会が頻繁にあってテクニックが鍛えられるという話を聞いたことがありますが、ここで紹介されている文章もあいまいさがなく英語に訳しやすい内容だと感じました。

こちらの本を少し試してみた次男は「(作文のプリントだと思ったのに)好きなことを書けなくてつまらない!」と最初は乗り気ではありませんでしたが、私も一緒に型にはめつつもふざけた面白い文章を作ってみたところ、だんだん楽しくなってきたようでした。イラストも多く、子供も取り組みやすいと思います。

著者は前書きで「日本の国語教育は実体がない」と述べられていましたが、私は、最近では日本の国語の教科書の内容や授業の内容もだいぶ変わってきているように感じています。

息子達の学校(公立)でもプレゼンテーションやディベートの授業があり、この本の中で紹介されているような論理的な表現方法を学んでいます。

ただ、論理的に表現するトレーニングに特化した問題集のようなものは今まで見たことがなかったのでこちらのプリントは新鮮でした。うまく活用していけたらいいなと考えています。

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