ちょっとしたコツで作文が上手になる!小学生作文対策ドリル&参考書

(2017/9公開 2020/2更新)
お子さんに文章力をつけるために、日記を書くことを日課にされているご家庭もいらっしゃると思います。

息子達の学級でも毎年のように読書感想文や作文コンクールで入賞されるお子さんがいらっしゃるのですが、先生は文章の上手な子の特徴として
・読書が好きなこと
・日記などをつけていて文章を書くことが好きなこと
・様々な体験をしていること
などを挙げられていました。

私も3才の頃から書いていた日記が実家に残っていました。
息子達にも日記をつけさせたいと思っていたのですが、どうにもあまり書くことが好きではないようで、学校の課題などで日記を書いても、
「今日は○○をしました。楽しかったです」
というような、面白みのないものになってしまっていました。

そこで、長男のときに少し文章を書くためのコツを意識させてみたところ、だいぶ改善し、コンクールなどでも選ばれるようになってきました。
文章力アップに効果があったと考えている教材をご紹介します。

息子達が字を書けるようになった頃、幼稚園の年中くらいから、たまに日記のようなものを書くように促していました。書かせるほうも書くほうも「なんとなく」だったのですが、次第にいやがるようになってきたので、日記をやめてこの作文プリントに取り組んで見ましたところ、子供が書くことを楽しむようになりました。

高学年編もあります。

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内容は、あいうえお作文や、挙げられているいくつかの言葉を使って組み合わせてお話を作る作文、おかあさんに言いたいこと、もしも~だったら、写真を見てどんなところか考えてみよう・・・といったような、子供に「書いてみたい!」と思わせる工夫があります。
日記は息子にとって「お互いが知っていることを、わざわざ書かされてつまらない」というイメージを与えてしまっていたのですが、この作文プリントを利用したところ、自分が書きたいことがどんどん湧き出てくるようでした。キャラクターが書く際のコツなどを教えてくれています。
低学年ほど、「お父さん、お母さん、見て!!」という気持ちが素直に表せることもあり、子どもが作文が好きになりました。
「作文」に対して、やだな~苦手だな~というイメージをお子さんがもっていらっしゃったら、とてもお勧めです。

こちらは上記と同じ宮川先生が監修されている本です。
作文を書くコツやテクニックが数多く紹介されていて、ドラえもんの挿絵も理解に役立ちました。
「書くことが何もない!何を書けばいいのかわからない!」というのび太の悩みからスタートです。
書きだしだけでもいくつものパターンが紹介されています。「どうやって書こうかな~」と長々と考え込んでしまう息子も、こちらの例を見ながらいくつも書きだしを思いつきました。

内容は古いですが、わかりやすかったです。ただ、もうAmazon等では販売されていないようです。

人気のちびまる子ちゃんシリーズにも”作文教室”があります。
こちらでは、日記文、説明文、記録文、手紙文、意見文、創作文、新聞、そして読書感想文と、それぞれの違いとともに、”良い例”や”悪い例”など、漫画でわかりやすく紹介されている充実した内容になっています。
息子の学校ではよく新聞づくりをするのですが、その際にも読み返していたので役立っていたようです。

次に、よくプレジデントファミリーなどで紹介されているものがこちらです。
これは、小学生の作文指導で定評のある、立命館小学校の岩下先生が書かれているものなのですが、学年別にどの程度まで意識して表現できることを目安すればよいのかも分かり、参考になりました。
上手な作文をなぞって書けるシートがついています。なぞって真似して書くというのは考えたことがなかったのですが、大人の書き方教室などでも上手な文章を書写する練習もあると聞きます。
「型」を身につけるのには効果的ですね。

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入門編も評判がいいようです。プレジデントファミリーなどでも紹介されていました。

最後に、作文の本をよく出版されている樋口先生によるワークブックがこちらです。

大判のワークブック形式になっており、質問の答えを空欄に書き込みながら、作文の組み立ての基礎を練習することができます。
読みやすい文章の基本形を学びつつ、自分の考えや自分らしさを伝える方法を学ぶことができます。
文章の例が豊富に掲載されているので、どこがわかりにくいか、どうすればうまく伝えられるのかを実際の文章の違いを読みながら確認できるのもよかったです。
大判の冊子に書き込んでいくことができるので、達成感もあります。

我が家は高学年用に取り組んだのですが、低学年、中学年用もあります。低学年の夏休みなどに取り組めばよかったかな〜と感じているところです。

いずれの本も、少し意識するだけで文章力がアップするコツがまとまっています。
我が家では作文に対する子供の苦手意識がなくなり、文章を褒められたことで、さらに作文が好きになったことがとてもよかったです。親御さんが意識することで、声かけなども変わってくると思います。これから文章を書くお子さんや文章が苦手なお子さんにはとてもお勧めです。

読書感想文の参考書はこちらにまとめています⇒読書感想文のお助け本三冊(メモ)
国語関係の参考書や問題集はこちらにまとめています⇒中学受験対策にも!小学生おすすめ国語問題集・漢字ドリル一覧