(2016/3公開 2019/6更新)
学習マンガはとても人気がありますよね。出版不況でも学習マンガだけは売れているそうです。
子供が集中して一冊読みきることができるという点は、参考書や教科書、図鑑などにはない魅力だと思います。
我が家も学習漫画にかなり助けられています。ドラえもんやコナンなど、当初はキャラクターに興味がなくても、急に好きになったり、興味を持つタイミングがありました。
我が家で楽しんでいるおすすめの学習漫画を一覧にまとめました。まずは社会編です。
歴史漫画シリーズ
学習漫画といえば、歴史漫画ですよね。楽しみながら、歴史の流れを理解できる素晴らしい教材だと思います。
いくつかの出版社からシリーズが発行されています。各社、内容も絵のタッチも異なります。我が家にあるのは少し古い印象のある絵なのですが、お子さんの好きな絵のタッチなども確認されるといいかもしれません。
出版社によっては、歴史、特に近代史などの記述について、こだわる方は納得できない部分もあるかもしれません。我が家は歴史には立場によって様々な捉え方があることも伝えています。
我が家で愛読していたのは集英社の学習漫画で別巻として、「人物事典」「できごと事典」「テストに出る! 超重要42人」などがついているのもよかったです。
ここ数年、どの出版社でも改訂版の新シリーズに入れ替わっています。集英社の新しいシリーズでは、早わかり図がついていることなどの評判がいいようです。
角川のシリーズは持ち運びが手軽なことも人気のようです。
学研のシリーズはフルカラーです。
一部シーンがyoutubeにアップされています。
小学館からは「小学館版学習まんが 少年少女日本の歴史」(全23巻)という、ロングセラーの学習まんがシリーズが発行されていますが、より低学年からわかりやすい「はじめての日本の歴史」という新しいシリーズが出ています。
ドラえもんの学習マンガ社会攻略シリーズ
定番ドラえもんの学習マンガ社会攻略シリーズです。少しずつ改訂されていっています。
高学年になってくると、「ドラえもんなんて子供っぽい・・・」という反応もあるのですが、大手中学受験塾が監修していることもあり、中学受験という観点からみるとポイントが押さえられていると感じます。その分、低学年のお子さんが夢中で読むか・・・というと、難しい部分もあるかもしれないのですが、ドラえもん好きならしめたものです。ざっと目を通しておくだけでも、流れをつかむことができて効果的でした。
改訂前のシリーズは日能研が監修されているものが多かったのですが、改訂後は歴史シリーズなど浜学園の監修になっています。
我が家にあるものは、歴史・地理ともに改訂前の日能研監修版です。「白地図レッスンノート」は問題集としての要素が強く、与えておくだけで子供が「自ら進んで取り組む」ということにはなりませんでしたが、それ以外は、マンガ部分も多く、楽しんでいました。
地理や公民分野などもありますので、学習後に読んでも頭の整理になりますし、学習前に読んでおくと、「これ知ってる!」という自信にもなります。低学年でも興味のきっかけを作ることができるので、買い物や旅行などの際に、違った視点が加わっている様子がわかりました。ドラえもんのおかげですね。
ただし公民分野に関しては、下記の本は2004年版で2015年の公職選挙法改正による選挙権年齢の引き下げが反映されていないので注意が必要です
『ドラえもん社会ワールド 』シリーズ
ドラえもんの新学習シリーズとして「ドラえもん科学ワールド」に続く、新しい学習シリーズの社会分野です。従来のドラえもん学習シリーズではカバーしていなかった分野も含め新しく編集されています。
政治やお金のことなど、子供にはとっつきにくい分野についてもわかりやすく説明されています。
名探偵コナンの推理ファイルシリーズ
ドラえもんシリーズと同じ小学館から発行されている学習漫画シリーズです。
ドラえもんシリーズよりも、名探偵コナンのストーリーに重点がおかれているので、「歴史の流れを把握する」というよりも、「コナンのストーリーを楽しみながら、歴史の出来事に興味を持てる」本です。ミステリー仕立てのストーリーに引き込まれます。
マンガ以外の説明ページも充実しているのですが、低学年の次男はそのページは飛ばしてマンガしか読んでいないようでした。ただ、歴史を学び始めた長男は読み返す際に、説明ページもじっくり読んでいたので、学年や学習段階によって読み方も異なってくるのかもしれません。
コナンの歴史漫画シリーズが刊行されました!
内容は通常の歴史漫画よりも簡単ですが、コナンの登場により低学年でも親しみやすくなっています。
普通の歴史漫画にあまり興味を示さない・・・というお子さんでも、コナン好きなら興味がもてるかもしれませんね。
『まんが47都道府県研究レポート』シリーズ
日本全国47都道府県を、地方別6巻にまとめています。都道府県に特化しているのが学習漫画としては珍しいですね。やんちゃでダジャレ好きの妖精「またさぼろう」と、旅行好きの小学生の女の子「リョーコちゃん」が、全国を旅するという設定ですが、だじゃれが満載で、小学生低学年にはうけていました。都道府県に関する内容が1冊にまとめられているドラえもんシリーズなどと比較すると、各県について地理や歴史、産業を詳しく取り上げられているのが、よかったです。
『中学入試まんが攻略BON! 』シリーズ
中学受験対策には、覚えるべき重要ポイントが網羅されている学研の『中学入試まんが攻略BON! 』シリーズはオススメです。我が家では5年の最後に購入しましたが、もっと早く購入しておくべきだったと思いました。ふざけすぎる部分もなく、問題集をマンガで解説してくれているような内容です。5年生までの間に目を通しておくだけでも記憶定着の助けになると思います。
当ブログ記事こちらの記事で紹介しています⇒【中学受験】これはおすすめ!マンガで覚えられる中学受験社会
風雲児たちシリーズ
手塚治虫特別賞を受賞している「風雲児たち」シリーズ。江戸時代中盤から幕末にかけて(ペリー来航以前)の「風雲児たち」と、「風雲児たち幕末編」があります。いずれも子供だけでなく大人も引き込まれるストーリーですが内容はギャグマンガです。ギャグはベタベタで、小学生の息子達には大受けでした。ただ、”大人のシーン”もあります(けっこうあります)ので、まだ早いと思われる方もいらっしゃると思います。
素晴らしいマンガだと思いますが、気になる方は書店などで中身を確認されるといいかもしれません。
『こども新聞シリーズ』
「学習漫画」というものとは少し違うかもしれませんが、マンガのように楽しく読めて、子供の興味・関心を深めることができる書籍としてはこちらもおすすめです。
日本の歴史や人物について、イラストや写真、漫画を織り交ぜて、その時代の新聞のように紹介しています。
パロディー広告も入っていて、ユーモアいっぱいです。気が向いたときにどこからでも読めますし、記憶にも残りやすいです。
サバイバルシリーズ・タイムワープシリーズ
朝日新聞出版社の人気のサバイバルシリーズで、発刊されたばかりの歴史漫画シリーズです。
「現代の小学生が、ふとしたことがきっかけで、弥生時代や戦国時代、江戸時代にタイムスリップしてしまうというドキドキの展開!」だそうです(⇒Amazonでの出版社の説明が詳しいです)
その『歴史漫画サバイバル』と『歴史漫画タイムワープ』シリーズは同じもので、タイムワープシリーズのほうが新しいものです。
我が家の息子達は科学マンガサバイバルシリーズが大好きなので、歴史のシリーズももうすこし前に発刊されていれば、好きになっていたと思います。
⇒小学生社会おすすめ参考書・問題集一覧