幼児期だからこそ伝えたい地球や人類の大きな歴史の流れ

わが子はもう二人とも小学生ですが、幼児期にもっとしておけばよかったなということに、「本をもっともっと一緒に読みたかった」ということがあります。

だいぶ読んではいたのですが、小さな子供向けの絵本だけでなくて、もっと意識して伝えられることはあったなと思います。
特に思うのが、幼児期に読んだ絵本の内容をベースに様々な理解が進んでいることを実感するときです。
博物館や科学館などにいくと、「前にこういうお話読んだよね?」とか「こういうお話があったよね」などと、幼児期に読んだ本が、彼らの世の中に関する理解の入り口になっていることを感じます。
こんなに覚えているのだったら、もう少し難しいことも伝えておくのだったと考えてしまうのが欲張りなところですね。

小学生になると、自分の興味にそった読みたい本がどんどん増えてきて、読み聞かせの時間もなくなってしまいました。親がしてくれる話をなんでも興味深く聞いてくれていた時期は想像よりも短かったです。

後悔もありますが、幼児期に楽しんでおいてよかったと実感した本がありましたのでご紹介します。

幼児期に読み聞かせた本の中で、とても内容が濃く、科学館などに行くと理解のベースになっていると実感している本がこちらです。

字も多く、内容も難しいので、子供が自分で手に取ることはなかなかないのではないでしょうか。
だからこそ、親が読み聞かせたいと思う本です。

劇の舞台のように生命の歴史が伝えられています。「ちいさいおうち」でも知られているバージニア・リーバートンの集大成だということです。丁寧な絵が子供の理解を助けます

息子達は、正直あまり面白がってはおらず、他の絵本のほうが好きだったので、毎日数ページずつ読んでいました。
でも、今が、過去からの長い長い歴史の上にあることを知ることができたことは、それからの様々な理解の重要なベースになっています。

小さなお子さんがアクティビティとして楽しめる本もあります。こちら「進化の迷路 原始の海から人類誕生まで」などの迷路シリーズです。

特に、「せいめいのれきし」でわが子が一番興味をもったのは恐竜なのですが、恐竜好きなお子さんにはぴったりですね。
迷路で遊びながら、昔の生き物について理解を深めることができます。同じシリーズの文明の迷路なども面白いです。

歴史に関してより興味をもった際に便利な本がこちら「137億年の物語―宇宙が始まってから今日までの全歴史」です。様々な媒体で推奨されていたので我が家も購入したのですが、小学校には少し難しいようで子供たちは自分ではあまり読んでいません。
著者はお子さんを11歳までホームスクールで教育されていたそうで、自分の子供にむけて書いたそうです。

我が家ではたまに話題になった事柄について読んで聞かせるような活用をしています。自分で楽しめるようになるのは中学生以降かもしれません。歴史を深く理解するのに有用だと思います。

幼児期に考え方のベースができていると、様々な点が線になってつながっていくように感じています。子供の時間に余裕があるときに、深い学びの土台ができるといいですね。