幼児・低学年からの国語の読解対策『論理エンジン』

中学受験を考えたときに、国語の読解問題は大きく差がつくポイントでもあります。一般的に女子のほうが、精神的に成長している分、男子よりも読解問題に強い傾向があるようです。

読解のその土台となる国語の能力は、幼児期や低学年の間の読書量とともに、家族や友人達とのコミュニケーションといった、考える、感じることの体験で養われていくように思います。

中学受験の読解では、一部テクニックが必要とされる部分があります。そのテクニックは受験用の塾などで対策できますが、文章そのものの深い理解などは、小手先のテクニックではなかなか対応できるものではありません。

幼児や低学年の間は、国語の読解対策のドリルは、「それで読解の学習をする」というよりも、我が子が「文章を読んでどこまで理解ができているのか」を確認するために使っていました。

理解できていない部分がわかった場合は、その問題それ自体ではなく、子供に体験させたいことなどを意識できます。
今まで使用してきた中でいいなと思った問題集をご紹介します。

読解対策では定評あるこちらの問題集「論理エンジン小学生版1年生―どっかい・さくぶんトレーニング」我が家でも年長のときにスタートし、長男、次男用にそれぞれ購入しました。

1年生用のものは問題は大問で10問ありますが、それほど難しくはなく、全部で10時間もあれば終了するのではないでしょうか。
問題集というよりも良質な確認試験を受けているような感覚ですね。

こちらの問題集の一番いいところは、解説が丁寧なところです。
また、レベルが細かく分かれているので、どの部分でつまずいているのかを確認することができます。

我が家では、1年生用はあっという間に終わり、つまずきもなかったので、2年生用、3年生用へと進みました。そして「あんまりわからない・・」という段階にぶつかったところで、これから伸ばしていきたい部分をチェックすることができました。

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同じく中学受験を見据えた問題集としては有名なものとしてはトップクラス問題集シリーズと、最レベがあります。

我が家では両方試したのですが、トップクラス問題集は問題量も豊富で、解説も充実しています。読解以外の語句などの問題もあるので、全体を網羅するにはいいのかなと思います。

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一方、最レベもトップレベル問題集と同様、問題は語句なども網羅されており、また解答スペースも比較的広めにとってあるのはいいのですが、解説がなく、間違っているのはわかっても、我が子がどこでどう間違っているのかなどを理解するには、保護者の能力が試されます(笑)。

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幼児期や低学年の間、お子さんの「読解力」を丁寧に分析して伸ばしていく目的に論理エンジンシリーズは優れていると感じています。おすすめです。