【中学受験】国語の読解力強化対策に使い始めた問題集〜その1.出口汪の新日本語トレーニング

塾主催の入試分析会でも実感したのですが、中学受験で問われる読解力は私が想像していたよりも高度でした。ご自身が中学受験を経験されている親御さんも多いかと思いますが、年々難度が上がっていっているようです。
長男は、四科の中で国語が最も苦手で常に足を引っ張っています。
国語の力は一朝一夕に身につくものではないので、その反省を活かし、次男ではもう少し早め早めに対策をしていきたいと思っています。

国語ドリルに関しては、以前「論理エンジン」に関する記事を書きましたが、これは長男に関しては年長の時に取り組んでいた教材で、あとは漢字や語彙以外はほぼ塾まかせでした。

◎ブログ記事⇒幼児・低学年からの国語の読解対策『論理エンジン』

次男に関しては、家庭学習として、『論理エンジン』を4年生まで終了した後、『Z会グレードアップ問題集』の、3、4年生分を終了。そして、最近『読解・作文トレーニング―読む力・書く力をぐんぐんのばす (4年生) (論理エンジン/小学生版)』を開始していました。

・・・が、こちらをスタートして、それまでのテキストに取り組んでいる時と比べて次男から「めんどくさい」「つまんない」という発言がでるようになりました。私は何も教えず、自分でやらせて、〇付けをするだけだったのですが、少し彼にとってハードルが高くなってきたのかもしれません。

IMG_5081IMG_5099

IMG_5106

出口先生監修の国語の問題集はいくつか出版されていますが、水王社のものは、緑色の『論理エンジン』シリーズが基礎力養成用で、水色の『読解・作文トレーニング』が中学入試対策用となっています。

読解・作文トレーニングのシラバスは水王社の論理エンジン用サイト論理jpに詳しいです。

ronri

『論理エンジン』シリーズは、1つの文章についてじっくり論点を考えさせる問題の作りですが、基礎的内容なので、問題を解きながら、解答に誘導されるように、サクサク進んでいきます。

また、算数や漢字でもお世話になっている「グレードアップ問題集」は、読解といっても、それぞれがそれほど長くない文章で、一つの文章に対する問題数も少ないです。
「グレードアップ問題集」の優れている点は説明文、物語文、古典、詩歌、など、様々な文章に触れることができる点だと思います。1冊の中に、良質な文章が豊富に含まれていて、かつ子供が取り組みやすい工夫があります。4年生までしかないのがとても残念ですね。

ただ、読解力、問題を解くコツを身につけるという点で、「文章の主語・述語をきちんととらえる」ことにしつこいほどにこだわっている、出口先生のシリーズが気に入っていました、

それでも学習がつまらなくなってしまったら、逆効果なので、どうしようかと思っていたところ、今年受験を終えた方にお話を聞く機会があり、国語の家庭学習でどんな教材を使っていたかを教えていただきました。

お子さんが女子御三家に合格されたあるママからは、「国語の読解で困ったことはあまりない。とにかく漢字や語彙などの基礎をしっかり」という、他の女子ママからもよく同じことをお伺いするのですが羨ましいです・・・というお話でしたが、男子ママさんは、我が家と同じような方もいらっしゃって、試行錯誤の様子をうかがうことができました。

特に男子で苦手とするお子さんが多いのが「物語文」ではないでしょうか。長男も「論説文は言いたいことの流れがある程度わかる」ようなのですが、物語文だと、心情について、例えば「悲しい」という気持ちを、「かすれた声で笑った」などと表現してあると、「笑ってるし!」などと思ってしまうようなんですよね。それはもう人生経験を積んでもらうしかないのかな・・とも思うのですが・・・。

そして、いくつかよさそうな本を教えていただき、次男用に購入し、使い始めたのが以下の二つです。

IMG_5100

出口先生シリーズは、他にも出口先生の頭がよくなるかん字小学1年生 (出口先生の頭がよくなる漢字シリーズ)なども使用してましたし、上記の論理エンジンが気に入っていたので、それで進めればいいかなと思っていたのですが、こちらの、『出口汪の新日本語トレーニング』いいですね!

created by Rinker
小学館
¥1,100 (2024/04/30 05:30:27時点 Amazon調べ-詳細)

 

これは「発刊以来評判の高かった『出口汪の日本語トレーニング・プリント』を「対話」式練習法を採用して強化したもの」だそうです。
我が家は3巻のステップ11からスタートしたのですが、何より重宝しているのがこの「対話」式練習法の部分です。
問題の間に、先生・ボケ役少年・ツッコミ役少女の掛け合いが記載されているのですが、これが秀逸で、子供たちが共感できるような内容です。

そして、それをヒントに自分で学習を進めていけるところが、次男も気に入ったらしく、我が家では非常に重宝しています。今は、一旦、読解・作文トレーニング(4年生)を中断して、こちらを進めています。

よく、国語の学習は、親が横について、説明するといいといいますが、それがなかなか難しい場合もありますよね。私も息子達にしたことがありませんでした(; ̄ー ̄川。もうすこし丁寧に学習をみるべきだったなと思っていますが・・。でも、こちらは、掛け合いの中に重要な考え方が含まれています。
対話の中に「プロ家庭教師の指導アイデア」を加味しているそうなので、たしかに下手に私のような素人母が教えるよりも、ずっとポイントを押さえていると感じました。

ステップ11から15までの5回分を1日1ステップを目標に毎日練習するのが効果的だと書いてありますので、春休みなどに集中して5日で1冊こなすのも効果がありそうですね。

もう一冊スタートした『ふくしま式「本当の語彙力」が身につく問題集[小学生版]』、こちらもよかったので、また別途ご紹介したいと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください