はさみの使い方があっという間にうまくなり、自分で工夫できる土台となる紙工作

はさみが使えるようになってくると、折り紙をちょきちょき切ることから、だんだん工夫するようになってきます。
このままどんどん自分で工夫して工作をしていってくれればいいのに・・・私にもそう思った時期がありました。
でも、自分で工夫していくためには、基本的な工作の体験が必要です。
基本的な体験をした後、それを元に、自分で作っていけるのだなと実感しています。

モンテッソーリ教育では、2歳半ころから「切る」というお仕事を始めます。はじめは直線切り、次に曲線やジグザグを切り、幾何パズルや曲線、直線の渦巻きなど、段階を追ってまず手先の運動能力をしっかりと確立します。
その後に切り紙や、工作がスタートするんですよね。

工作をしたいという子供とじっくり付き合うのは、簡単なことではありません。我が家も工作の本をいろいろ用意し、相手をする気満々ではありましたが、アイデアも尽きてきます。
子供の「切りたい!」という気持ちに応えるために、工作のワークブックはとても便利でした。

↓3歳のある日の紙工作。1冊まるごと一人で黙々とあっという間にやってしまいました。

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モンテッソーリの考え方に、それぞれの子供には、それぞれ「自分でやりたい」と思う時期があるというのがあります。「敏感期」と呼ばれるものです。
そして、子供の内側からあふれ出るその時期を注意深くとらえて、その成長を阻害せず、促すことができるような環境を用意することが大事だといわれています。

子どもが成長し、何度もそのことを実感する場面がありました。
はさみが使えるようになった喜び、切りたい!と思っている意欲が見られたら、思う存分やらせてあげたいですよね!

紙工作ブックは、自分で考えて作っていく前の土台としてとても便利に使えましたよ






夏休み用に1冊用意しておくと、楽しめそうですね。