(幼児)”川”を通して日本地理への関心を育てる絵本

以前次男と日本地理の話をしていた際に、「三日月湖」について次男が得意気に語っていたので、「良く知っているね~」とおだてると「そんなの昔から知ってるよ!絵本でもあったし!」というので、どの絵本のことだろう?・・・と思っていたのですが、やっと見つけました。こちらです。

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1966年に出版された、かこさとしさんのこちらの絵本。

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山に雨や雪が解けて流れ、小さな流れが、谷川となって山間を下り、平野部を流れ、人々の暮らしを支えながら、最後に海へ出るという川の様子が、丁寧に描かれて読み継がれています。

この中に、三日月湖の描写があり、読み聞かせの際に私が言及したのでしょうか、それを次男が覚えていたことに驚きました。
こちらの本は私が言うまでもない傑作ですが、幼い子供の地理への関心を育てるにはとてもいい絵本でした。

”かわ”を題材にした絵本としては、他に多くの鳥瞰地図を書かれている村松昭氏の”かわ”の絵本シリーズもあります。

どの絵本も、川の流れに沿って周辺の様子が緻密に描かれ、自然、地域、人々の暮らしを俯瞰することができます。幼い子供は何度も同じ本を読みたがりますが、絵が細かいのでそのたびに新しい発見があり、川を通して身近な地域への興味や他地域への関心を育てるのにも非常に優れていると思います。

我が家には”たまがわ”しかないのですが、他の絵本も読んでおきたかったです。この夏に出版された”あらかわ すみだがわ”は東京を知るのにもぴったりですよね。今からでも欲しいです。

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