社会の記述力の底上げに。手順を確認できる『社会科の記述問題の書き方』

中学受験の社会は丸暗記では対応できない思考力を問われる問題が増えており、記述問題も増加傾向にありますよね。

長男の受験した学校もどこも記述が多めだったのですが、6年夏に過去問演習をスタートした当時は「思考力」以上に「記述力の無さ」にのけぞりそうになりました。まず、文章になっていない・・・。。

これ、間に合いそうな気が全然しないのですが・・・と不安になりサピの先生にご相談すると「大丈夫です!間に合わせますから」というお話で、驚いたことに12月頃にはなんとか形になっていました。

SS特訓と過去問をサピで個別に指導していただいた成果だと思います。私はサピのこと(=お世話になった校舎のこと)しかわからないのですが、6年後半の過去問サポートは素晴らしかったです。先生方、いつ休まれているのか・・と思う程のスピードで真っ赤になった過去問ノートが返却されてきました。

社会の記述力に関しては、99%サピでのご指導のおかげだと思うのですが、今回ご紹介するのは、夏に私が不安に駆られて購入したものです。

日能研ブックスの記述問題対策問題集で、特に記述問題を苦手としている子供向けに記述問題の解答の書き方の基本の基本から丁寧に説明されています。

取り上げられている問題で、サピのテキストで触れられていない内容はなかったので、サピの方は基本的には必要ないと思います(サピからも”余計な教材に走るな”というようなお話もありましたよね・・・・)。サピのテキストをきちっとやりこむのが一番だと思います

ただ、我が家では記述問題の書き方の基本がわかっていない様子の息子の応急手当と、実力がついてきているのかの確認用として、使い勝手が良かったです。

サピの授業だけで手一杯の中、新たに別のテキストに取り組む時間はなかったため、実際に解答を記述して取り組むことはなかったのですが、朝晩の食事中など余裕のあるときに口頭で質問したりしていました。

こちらのテキストの良かったところは、問題の解説が非常に詳しく分かりやすいところです。

第一部として、記述問題を4パターンに分類し、それぞれのパターン別の解答までの手順が説明されています。続いて第二部として分野別に演習問題があるのですが、それぞれの問題について、一部で触れられていた内容に沿って、答えることは何か、条件は何か、考え方は何かということが丁寧に説明され、解答例とともに、採点のポイントとして何が含まれていなければならないかがまとめられています。

 

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息子の場合、記述問題の質問に対して、「知識が足りずに答えられない」とか「理解できていない」ということではなく、「答え方が適当すぎる」という部分が大きかったので、基本的な答え方の確認という点で、親の私にとって説明しやすいものでした。

以前、テストの後にファミレスでお友達親子とご一緒させていただいたことがあり、その時に、国語の記述問題について、友達ママが解答を見ずに「ここはここの指示語をたどって、こうだからこの要素がないと・・・」などと明快な説明をされているのを聞いて、「すごい!母力が違う!」と思ったことがあるのですが、冷静に考えてみますと、私自身には正解を導き出せる力がない・・・( ̄ー ̄;。息子の記述の解答を見て部分点がわかったためしがない・・・・そんな私にとって、そもそもの「解答を導き出す手順」から解説があるのは助かります。

息子の場合、例えば、”図表を見て答えなさい”と言われているのに、図表から読み取れる内容に触れず、いきなり結論だけ書くとか、比較する問題なのに比較対象に触れていない等の、基礎の基礎ができていなかったので、そこをしつこく確認できるという面で役立ちました。

サピで徹底的な記述対策をしてくださったので、私の不安解消材料となっただけで結果としては必要なかったかもしれないのですが、基礎部分の確認にはなったのではないかと思っています。

12月頃には、記載されている”採点のポイント”をきちんとふまえて答えられるようになっており、実力がついてきていることが私にもわかりました。

”社会の記述問題が苦手”で個別指導塾などでの集中指導を考えていらっしゃる方は、その前に一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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