計算力でここまでいける!わかりやすい動画付き「チューリッヒ先生の計算問題中学入試対策ゼミ」

次男は計算問題を毎日5~10分程度取り組むことにしており、最近は学研の毎日のドリルシリーズを利用していました。
文章題や図形は他でじっくり取り組もうと思っているため使っていないのですが、とりあえず計算については6年分まで終了。

問題はここからですよね。

小学校での学習到達目標とされる計算力と受験で必要とされる計算力の間にはそれなりのギャップがあります。

長男は計算ミスの多さで非常に苦労しています。算数のテストのミスはすべて計算ミスです。
塾の先生が以前おっしゃっていたことですが、「多くの受験生は受験に出るすべてのパターンを学習済みで入試に臨んでおり、最後はそのパターン技を組み合わせることのできる思考力と粘り、そしていかにミスをしないかという計算力が勝負を決する」ということの意味が私にもやっと理解できるようになりました・・・・。

ああ”そろばん”をやらせておけばよかったのかしら・・・。

そういえば、兄弟3人東大理Ⅲママも著書の中で「子供達にそろばんを習わせなかったことが心残り」というようなことを書かれていたように記憶しています。
私もとある資格試験勉強をしていた際に、皆が左手で電卓を叩きまくり右手で答案を書いている状態なのに、電卓を使わず暗算で試験をクリアする受験生が毎年何人かいるという話を聞いて、私もそろばんやっておけばよかった!と思ったことがあります。

でも、もうパソコンの時代だし~~などと思っていたのですよね。浅はかでした。子供の受験勉強をみていると、それがイージーモードになるかハードモードになるかを分けるのは、”親の見通し”によるものもだいぶ大きいなということを痛感しております。

・・・などと偉そうなことを言いつつ、毎日のドリルの次を用意する余裕がなく放置すること数週間。

せっかく朝のリズムができていたのにまずい!と思い、以前長男が塾で勧められたものの結局使うことのないまま残っていた問題集を与えてみました。
いずれも中学受験で出題された計算問題が掲載されています。

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次男の計算問題に集中できる時間は長くても10分程度で、「出る順」の方も設定目安時間は1回10分なのですが、次男の現在の力では1ページどころか1問10分くらいかかってしまうようになり、「分数と小数の混合計算⑤(1)女子学院中」あたりで、挫折しました・・・。
チャレンジ問題の方は、見ただけで拒否です。
毎日5分、10分という負担なく集中力が持続する時間に、ドリル1枚できた!という小さな達成感というのは継続する気持ちの上でも大事なのかもしれませんね。

どうしようかしらと思っていたところ、大きめの本屋さんに行く機会があり、いくつかよさそうな問題集を購入してみました。
今はそのうちのこちらに取り組んでいます。
”10分ドリル”というものではないのですが、学校で学ぶレベルの計算ドリルを解く力と中学受験レベル計算問題を解く力との計算力のギャップを埋めるのに、なかなかいいと思いましたのでご紹介します。

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こちらは”中学受験で必要とされる計算力をつけることに特化した問題集”で、水準は”私立中学中堅校や公立中高一貫校”です。「朝日小学生新聞」の人気連載「チューリッヒ先生の計算問題特別ゼミ」を書籍化したものだそうです。

1つの単元は、左ページに解説と例題、右ページに8~10問の問題+中学入試問題という構成で、見開きで完結しています。

こちらのテキストの特徴は「問題を解説している動画が朝日学生新聞社のホームページで公開されている(無料)」ということです。
http://www.asagaku.jp/tyuurihhi/1.html

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私は”ドリル”に関しては、1枚1枚破ってそのまま書き込めるものが好きなのですが、こちらは、書き込みスペースはそれほど大きくないので、ノートを活用したほうがいいと思います。

受験に出るような計算問題は単純な四則演算ではなく、交換や結合、分配などの工夫が必要なことが多いですよね。取り上げられている問題は入試問題としては基礎的なものですが、”ちょっとした工夫やコツで効率よく解くことができる”、その方法がわかりやすく解説されています。

長男を見ていると、自己流の力技でこなしていたことに(親が見ていなかったので)気がつかず、今になってもっといい方法があることを知っても今までの癖がなかなか抜けずに苦労しています。もっと丁寧に見ていればな~と・・・(´□`)。日々反省です・・・。

実際の入試問題に取り組む前に、学校の学習から一歩進めた”受験に必要な計算力の基礎”を一通り確認する目的としてはとてもいい問題集だと感じました。公立中高一貫校などはここまでの計算力を万全にすれば十分なのではないでしょうか。

講義動画は非常に詳しく説明も丁寧でわかりやすいです。ただ、その分、1回20分~30分と長いので、間違えた問題や気になる部分だけ改めてチェックするような形で活用しています。

講義動画は誰でも見ることができますので、ご興味のある方はぜひチェックされてみてはいかがでしょうか。

こちらもぜひ!
算数のドリルはこちらにまとめています⇒おすすめ算数・計算ドリル・問題集一覧

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