先日塾が毎年主催している、中学入試分析会に行ってきました。
長らく通塾しているにもかかわらず、参加したのは初めてなのですが、なぜ少なくとも昨年出席しなかったのかそのことを後悔しています( ̄Д ̄;) 。
長男の状況を鑑みると、常日頃から「この子こんなにのんびりしていて幼くて適当で大丈夫かな・・・?」という部分はあり、塾の保護者会などでも毎回焦りを感じつつも、「まあ塾も煽ってきているわけだしね~」などと思っていたのですが、今回の分析会に参加して、「全然大丈夫じゃない」ことがわかりました・・・・・・。
私が一番衝撃を受けたのが、『国語』です。中学入試の国語読解の文章がこれほどまでに難解なものだとは正直意識していませんでした。
渋谷教育学園渋谷で出題された難解すぎる文章が紹介されていましたが、私もお手上げです。
他校では東京大学で出題された読解問題と同じ作品からの出題もあったとおっしゃっていました。
特に上位校では”大人が読む文章を的確に理解できる、12歳という年齢のはるか先の理解力が問われている”という説明がありましたが、長男はただでさえ幼いので国語が苦手なのもよくわかります。
もうテクニックを覚えてどうこうというレベルではないですね。
我が家は子供達が幼い頃はそれなりに読み聞かせをしていましたが、年長くらいから自分たちで好きに読むようになり、それから彼らの興味のある本を中心に読書の世界が広がっていきました。二人とも読書は大好きですが、好きな作家や本は偏っています。
今回、中学入試の国語問題の著者頻出ランキングや頻出作品が紹介されていましたが、小学生が自分で選んで手に取ることはあまりないような作品も多いです。
良く出題されることで有名な重松清氏の作品は自分が読むために何冊か持っており、こちらは小学生でも楽しめる小説なのですが、同じく頻出の外山滋比古氏の論説文なんて、小学生が自分で選んで読んでいたら驚きます。
ファンタジー小説やミステリー小説ばかり読んでいる長男を「読書が好きになって良かった」など放置しないで、子供が自分で選ばないような本も読む機会を設ければよかったと思いました。6年生になるとゆっくり読書する時間もあまりないです。
次男にその反省を生かそうと思いますが、子供に好きでもない本を読ませるのってなかなか難しそうですよね・・・。
中学入試によく出題される作品や作者については、日能研のサイトにわかりやすくまとまっています(⇒入試出題作品・作者(日能研))。
物語文では最も出題頻度の高い作家である重松清氏の作品(⇒一覧)などは小学生が楽しめると思いますので親子で読んで感想を話し合うのもいいですね。我が家もそうすればよかったです。
次男とはそこからはじめてみようと思います。
幼児・低学年の読書習慣をつけるにはこちらもおすすめです。
◎ブログ記事⇒幼児~小学生に。フィンランドメソッドで夏休みに100冊読もう
(追記)日能研のこちらの問題集がいいと聞きました。チェックしてみたいと思います。