手軽に作れるモンテッソーリの感覚教具~触覚を育てる実体認識袋

モンテッソーリの感覚教具の中に、実体認識感覚を育てる「実体認識袋」と呼ばれるものがあります。

布製の袋の中に、対になるもしくは種類わけできるような立体物がはいっていて、袋の中に手をいれて、触って立体物を識別するという教具です。

袋には様々な種類があり、「同じものを対にする」という作業と、「種類分けをする」という二つの操作を行います。
触覚だけで実体を認識するのは、なかなか難しい作業ですが、幼い子供には、楽しい遊びになります。

子どもが手を入れられるような袋があれば、すぐに遊べます。

中に入れるものは、身近なものでできます。
例えば、大きさの異なるビー玉、どんぐりとくるみなど形の違う木の実、きれいに洗った硬貨などでもいいですよね。
中に入れるものと対になるものを二つ用意すれば、当てるものを目の前に出しておいて、それを探すという遊びもできます。

我が家では息子が幼いときにたまたまいただいた二つのおもちゃが、まさにモンテッソーリの実体認識袋をおもちゃにしたようなもので驚きました。二つともドイツのメーカーが作られたおもちゃなのですが、海外のおもちゃメーカーの商品にはモンテッソーリの教具に似たおもちゃをよく見かけますよね。

こちらは、袋がいくつも用意されていて、それぞれの袋に木のピースを隠し、カードの形のピースがどこにあるか、袋の上からさぐって当てるおもちゃです。

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こちらは、丸いカードの裏に当てる形が書いてあり、でたカードの形を袋の中に手を入れて当てるものです。
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おもちゃとして販売されているのが、なんとも面白いなと思いましたが、袋さえあれば手軽に出来る遊びですので、ぜひ試してみてください。