【中学受験】春休み・夏休み前の算数苦手分野の補強に『算数ベストチェック』

我が家には良さそうだと思ったり薦められて購入したものの使用していない問題集・参考書が山ほどあります。
(今頃)やっとわかったことなのですが、通塾している場合、塾のカリキュラムに沿って足元をしっかり固めていくというのが一番効率がいいですよね。問題集は塾だけで理解できなかった分を補強したり、余力がある場合のプラスαなので、今の我が家には問題集に取り組む余地などないです・・・・・・。
(おかしいですね・・・先輩ママからは「一学期はまだまだ余裕。大変なのは夏休み以降よ」と聞いているのですが・・・、すでに手付かずの宿題の山なのは何故なのかしら・・・(T.T )( T.T))

子供に合わせた独自のカリキュラムを組み立てられる&子供がそのカリキュラムに沿ってコツコツ努力できる、という条件が揃えばそれが一番だとは思うのですが、そこは目指す志望校にもよると思いますが、結構ハードルが高いですよね。身近にもその方法で通塾なしで無理・無駄なく受験されたお子さんがいらっしゃるのですが、本当に素晴らしいなと思います。

そのお子さんのママに以前、使って良かった問題集を教えていただき、一気に購入したことがあります。ほとんどが未だ手付かずなのですが(; ̄ー ̄川 、その中の一冊がこちら『算数ベストチェック―中学受験用 (日能研ブックス)』です。

「特色と学習方法」として紹介されているポイントは以下の通り

  • 「入試を間近に控えた受験生の総復習」に便利
  • 中学入試に必要な算数の学習分野を70の章に分け見開きで左ページが「要点のまとめ」、右ページが「ポイントチェック問題」として構成
  • 1日1章のペースで学習すれば2か月半でひととおり習得できる

形式は、以前ご紹介しました『中学入試 算数 塾技100』(【中学受験】中学受験算数のテクニックが学べる『塾技100』)に似ており、『塾技』の方が、解説が丁寧でわかりやすいです。

その分野を初めて学ぶ目的として使用する参考書ではなく、塾や家庭学習で別途学習した後の抜け漏れチェックに適していると思います。

難易度は、
小学校の学習<<<<<『算数ベストチェック』<『塾技』=中堅上位校合格レベル<<難関校合格レベル
という印象です。

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ただ、お子さんや時期によっては『算数ベストチェック』の方が、効果がありそうだと感じた点があり、それは以下の通りです。

  • 1.算数の苦手ポイントが分からない場合、入試に必要なポイントを網羅した「弱点診断テスト」で抜け漏れをチェックできる。
    巻頭にポイントをチェックできる「弱点診断テスト」がついています。分厚い問題集に取り組む時間的余裕がない場合、入試に必要な算数の要点を総チェックできるのが便利だと感じました。これが一通りできていれば、応用の部分でつまずいていることがわかりますし、できない問題があれば、即、穴をふさぐという使い方ができます。全部取り組まず、弱点診断テストで間違った部分の単元だけという使い方でも効果的だと思います。
  • 2.苦手分野を基礎問題で補強できる
    『塾技』が『塾技』⇒例題⇒入試問題にチャレンジ! となっており、問題を解くにはテクニック+αが必要なのに対し、
    『算数ベストチェック』は『ポイント』⇒要点の理解を着実にする基礎問題 となっています。例題の解説はそれほど丁寧ではないのですが、ポイントを理解していれば解ける問題です。苦手分野の穴埋めにはいいと思います。
  • 3.6年の春休みの総チェックに最適
    中学受験塾のカリキュラムでは、5年カリキュラム終了時に算数の基本ポイントの一通りの内容は終了し、6年前半で単元別に再度おさらいをして、夏休みから後半は演習中心になっていく・・・というところが多いのではないでしょうか。息子は6年最初の範囲なしテストで解法が頭からすっぽり抜け落ちている問題があることに気がつきました。そうなる前、5年カリキュラム終了時におさらいしておくと、余裕をもって6年カリキュラムがスタートできると思います。息子ができなかった問題もばっちり掲載されていました。また、算数に不安がある場合は演習中心になる夏休み前に一通り取り組んでも効果的だと思います。

我が家は長男ではうまく活用できなかったので、次男で活用したいです。

算数のドリル・問題集はこちらでまとめてご紹介しています⇒小学生おすすめ算数・計算ドリル・問題集一覧

『算数ベストチェック』

難易度
解説のわかりやすさ
使いやすさ
価格

難易度は中堅校土台レベル。6年夏前までには抜け漏れをなくしておきたいポイントが網羅されている。ポイントチェック問題に対する個々の解説はあっさりしているが、要点まとめを読めば理解できる。 一通り別途学習した後に、「弱点診断テスト」で総チェックし、弱点を補強するという使い方に向いている。問題集に書き込むことも可能だが、ノートを用意したほうがいい。受験算数の基本ポイントが網羅&適切な問題で構成されていて、価格は妥当。

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