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四谷大塚全国統一小学生テストの対策と利用方法

四谷大塚が全国で大々的に行っている『全国統一小学生テスト』の申し込みが始まりましたね。
小学生が受験するテストの中では日本最大規模のテストで、しかも無料です。

我が家は今まで何度か決勝大会に参加させていただいたことがあります。決勝大会の問題はマークシートではなく、作文もあります。
お弁当や記念品など至れりつくせりで、親は恐縮してしまいますが、子供はいろいろな地方からいらっしゃったお子さんと話せたのがとても楽しかったそうです。

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全国統一小学生テストはなぜ無料なのか?

大々的な宣伝もされているこちらのテスト、相当費用がかかっていると思うのですが、なぜ無料なのでしょうか。

以前日経新聞で紹介されていた、四谷大塚の母体であるナガセの社長へのインタビューでは、無料である目的を「受けやすくして埋もれている才能を発掘したい」とし、1回で5億円ほどの出費だが「後でグループの塾に入る子も多くあまり足が出ません」と語られていました。

記事中では、四谷大塚にとっての以下のようなメリットが紹介されていました。

➀四谷大塚や提携塾への入塾のきっかけとなる。
➁合法的に多くの個人情報を収集することができ、中学受験時だけでなく、大学受験時まで利用できる。
③問題の難易度などの精度確認、地域別の子供の学力や教育への関心などのビッグデータを問題作成や分析、教室の配置など企業戦略にも活かせる。

全国統一小学生テスト受験のメリット

「無料ほど高いものはない」とも言われますが、上記のことを理解したうえで目的をもって受験すれば受験者側にも以下のようなメリットがあると感じています。

➀全国での学力順位がわかる。

ここで、注意しなくてはいけないのが、全国といっても全国の”子供の教育にある程度関心がある家庭のうちの一部の子供の中”です。また”勧誘のためのテスト”という意味合いもあるので四谷大塚や提携塾以外の塾にすでに通っているお子さんは高学年になればなるほど受験されない場合も多いです。

➁我が子の得意な分野、苦手な分野がわかり、継続して受験することで学力の推移がわかる

結果は分野別に細かく開示されており正解率や平均との比較の得点チャートなど詳しく分析されていますので、苦手分野を確認するのに便利です。例えば国語でも、”心情理解”が弱いのか、”ストーリー把握”が弱いのかなどよくわかります。
偏差値を算出する母体も大きいので、母体の特長を理解していれば、偏差値の推移も参考になると思います。

③なんといっても無料

無料でここまで?という手厚さです。事前対策授業や、見直し指導、父母会なども充実しています(必ずしも参加する必要はありません)。
たしかに勧誘はあり、DMもきます。でも、我が家の場合はしつこくて困るというようなものではありませんでした。

全統の結果を受けての留意点

一方で、結果について考える際に注意したほうがいいなと思うこともあります。

➀学校の授業だけで満点がとれるようにはできていない。

問題は、学校での学習を理解していれば解ける問題からある程度の難易度の問題までまんべんなくちりばめられているという印象です。

四谷大塚によると”受験者の平均点が1年生が配点の70%、2・3年生が60%、4・5・6年生が55%になることを目安に試験問題を作成”しているとのことです。

またマークシート方式なので、テスト慣れしていないと、初めは戸惑うかもしれません。低学年であれば、時間配分などに配慮することも難しいですよね。

決して難しい問題ばかりではありませんが、特段の対策をしていなかった場合、うちの子ってできないの?とがっかりする必要はないと思います。そこを「塾に入った方がいいですよ!」と揺さぶるのも戦略のうちです。低学年でなんとなく無料だからと受験して、結果が芳しくなく、あわてて季節講習を受講することにしたという話もよく聞きますが、学校の進度や難度とは違うのでショックを受ける必要はないと思います。

また、「公文やそろばんに行っているのに・・・・」という話も聞きますが、それは応用問題に慣れていないというのもあるので、応用問題を意識した取り組みを追加すればいいのではないかなと思います。

➁全統の偏差値から志望校を考えることは難しい面も

通塾していないお子さんの囲い込みのためのテストという位置づけでもあるので、決勝大会狙いの層は別として、すでに中学受験のために他塾に通っているお子さんは学年が上がるにつれ受験しなくなっているような印象を受けます。受験する母体によって偏差値は変わるので、全統の偏差値から志望校を検討するのは難しい面があるかなと思います。

特に私がおすすめだなと思うのは、「低学年~中学年で中学受験をしようか迷っている」場合です。結果をみて云々というよりも、「塾という場の雰囲気に対するお子さんの印象」を確認できるのがいいと思います。

また成績が良ければ、○○狙えます!などとそれなりに勧誘されると思いますので、受験を考えるきっかけになりますし、そうでなくても、父母会での説明などから中学受験について知るきっかけにもなります。もちろん、中学受験いいですよ!という立場からの説明ですが、それを知った上で検討すればいいのではないかなと思います。

全校統一テスト対策

対策として我が家が取り組んだことがあるのは以下の三つです。

1.四谷大塚のサイトにある過去問にチャレンジしてみる。

一番手軽に問題の傾向がわかると思います。

2.受験会場の対策講座を受講する

受験会場によっては対策講座が開催されているところがあるので、対策講座に参加されてもいいと思います。我が家も2回ほど参加したことがあるのですが、過去問からピックアップしてポイントを指導してくださる形式で、比較的平易な問題から少し難しめの問題まで説明があったそうです。

学校の教科書やテストなどではあまりみられない”ひっかかりやすいポイント”などについても言及があったようで、記憶に残ったようです。

3.問題集に取り組む

今まで特段の家庭学習に取り組まれていない低学年の方が受験される場合、対策としてはまずは同じ四谷大塚より発行されている問題集を試されるのがおすすめです。特に国語は長文読解があるので、今まで触れたことがないと戸惑われるかもしれません。

この問題集の問題が難しいと感じられたら、別途対応を考えていくのが近道ではないかと思います。

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成績が良ければ特典があり、そうでなくても無料というこんなテストなかなかないですよね。
考えさせる良問揃いなので、うまく活用できるといいのではないかなと思います。

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