今年の中学入試で出題された問題を過去問演習で息子が解くようになり、学校によって出題傾向は随分と異なるものだなと(今頃)実感しています。小学校の社会の授業が理解できていれば解けそうな問題で構成されている学校もありますし、一方で大学レベルですか?というような内容の学校もあります。
関西の最難関校の灘中学は入試科目に社会がないんですね。その理由は(正確なものではありませんが)、社会科が暗記科目の側面があることや、小学校の学習範囲内で問題を作ろうとすると思考力を要するような難しい問題は出来ないというようなことが言われているようです。
確かに、学校によっては「そんなことまで?」という細部の事項が出題されている学校もあります。塾としては捨て問なのでカバーしなくていいというわけにもいかないのか、カバーするべき知識量を増やす方向で対処しているのでしょう、塾で習う内容を完璧にするためにはとにかく膨大な量の知識やデータを詰め込む必要があります。詰め込んだ上でそれらを組み合わせて解答する必要がある問題も多く、なかなか大変です。
受験対応の日本史など中学の教科書の内容をフルカバーしている知識量ですよね。塾では指定の歴史資料集を使って知識を確認していますが、その資料集も中学で習う内容を網羅しているそうです。
中学受験に際しては何よりもまず塾で購入した資料集をきっちり読み込むことが一番大事なのですが、中学、高校生用の歴史資料集はリーズナブルで高品質なので、我が家は他にも購入しました。
真ん中の『ジュニア歴史資料』が塾指定の資料集で後ろ2冊がAmazonで購入したものです。
中学受験という意味では、資料集はどれか1冊あれば、他は必要ないと思いますが、せっかくなので、他の2冊と比較してご紹介します。
まず、塾指定の資料集よりも詳しく、3冊の中で内容のボリュームが最も多いのが、こちらです。高校の教科書の副読本として使っている学校が多いようで、中学受験ということを考えると詳しすぎますが、歴史が好きなお子さんには読み物としてとても楽しめる教材だと思います。ただ、冊子のサイズが一回り大きく、子供に興味を持たせるようないろいろな切り口でのまとめもあって小学生にも読みやすいです。
いずれのものも、中学受験向けの問題集や参考書と比較すると破格のリーズナブルさで、価格というのは需要と供給で決まるのね~と改めて感じました。どれも豊富な写真やイラストでわかりやすく、歴史好きなお子さんの読み物として、歴史への導入として、ちょっとした調べもの用としても、便利だと思います。
また、我が家には古いものしかないのですが、昔からの定番はこちらの山川のものです。日本史の資料集としてはこちらがベストセラーなようですね。◎小学生社会おすすめ参考書・問題集一覧
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