私はドイツのボードゲームのファンなのですが、ドイツがボードゲーム大国であることの一説に、”残業が少なく家族で過ごす時間を多くとることが出来るため、夜に家族全員で遊ぶことができるボードゲーム文化が発展した”というものがあるそうです。
たしかに、子供から大人まで楽しめるファミリーゲームが多く、派手さはないもののよく考えられているなと思います。
今日は”Take it easy”というドイツのボードゲームをご紹介します。こちらは1994年ドイツゲーム賞を受賞しています。
ゲームの内容
縦・右斜め・左斜めの3方向に数字ラインが描かれた六角形のタイルを、蜂の巣のような19マスのボードに配置していき、3方向の軸を意識しつつ色を揃えることで、高得点を狙うゲームです。
得点は辺から辺まで繋がった線の点数に渡したマス数を掛けたものが得点になります。
なるべく高い得点のカードを長くつなげることを狙うことになります。
ゲームの流れ
各人がボードとカードのセットを1セット使います(プレイ人数は1人~4人)。
カードは27枚、ボード上における場所は19枚です。
親だけはカードを裏返して置き、ランダムに選んだカードと同じカードを各人がボードの好きな場所に置きます。
一人で遊ぶ時は自分が親の役割をします。
6角形の辺から辺が一直線に繋がるように置いていきますが、徐々に置きたくなる場所は少なくなってきます。
一列を作るのに必要な枚数が3枚の部分と4枚、5枚の部分があり、完成を目指す列、捨てる列を考える必要があります。
すべてのマスが埋まった時点でゲーム終了。同じ色をつなげることができたマスの点数を競います。
左下の場合は水色の4のラインを4つつなげることができたので4×4=16点になります。
ビンゴのような運の要素と、どの方向にどの点数のカードをつなげていくかという戦略が問われます。
同じカードを使っていても、戦略や運によって点数が変わります。
一人でも楽しいのですが、複数で遊んでいるとお互いの並べ方を見て「次にあれがでれば、僕が勝てる!」とか「こういう風につなげればよかった!」という気付きがあるのが面白いです。
ルールは簡単でかかる時間も短いです。点数計算は少し手間ですが、掛け算の練習にもなります。ゲームの中だと、子供達は相手のボードの点数まで真剣に計算しています。
一応Amazonでも購入できるのですが、かなり高額になってしまっているのでアプリのほうがお勧めです。
ボードゲームで有名なドイツのラベンスバーガー社ですが、最近はアプリも多く出しています。
アプリで有名なボードゲームを手軽に楽しめるのがうれしいです。
(itunes)Take It Easy – Ravensburger Digital GmbH