我が家には様々なカードゲームがありますが、中でも、費用対効果が高かったなあと感じているのがこちらです。
息子たちが園児の時にとても好きで良く遊び、覚えさせたわけでもないのに、ゲームででてくる化学式をすっかり覚えていました。
ルールは簡単で、交代に原子の札を取り、化学式になるように揃えていきます。化学式ごとに点数が決まっていて、完成した化学式の点数を競うものです。
息子達は「化学式」などと意識することなく、単なる記号を揃える点数取りゲーム?のように楽しんでおり、配点の高いNa2CO3(炭酸ナトリウム)やH2SO4(硫酸)、そしてダイヤモンド(Cが7つ)などを揃えるべく、「炭素きてくれ~炭素~」などと言ったり、「あーーもう仕方ないな〜硫酸揃わないから塩化鉄でいいか〜」などと口にしているのを聞くと、なんだかとてもおかしかったです。
元素の名前がひらがなで書いてあるのもよかったです。
私は、幼児期に何かを暗記させることについて大事だとは思っていません。
子供は、特に、幼児期の集中力はすごいので、覚えさせようとすれば、いろいろなこと覚えるものだと思っています。
次男は長男が九九の暗唱をしているのを隣で聞いていたため、2歳の時には九九が全部言えましたが、5歳の時には全部忘れていました(笑)。長男は一時期国旗にはまり、世界中の国旗を覚えていましたが、今ではすっかり忘れています。
何かを覚えさせたとしても、体験が伴っていないと定着しないんですよね。
でも、このゲームで覚えた化学式について、まだたまに遊んでいるということがあるのかもしれませんが、なぜか少なくとも元素は覚えています。
大涌谷に行った時に、硫黄の煙を見て、「硫黄ってSだよね」と言ったり、「水素爆弾っていうけどさ~酸素がくっつくと水になるんだよね」などと言ったりしたこともありました。
原子がくっつきあって物質ができているということについて、体感できたことだけでも、とてもいいゲームだなと思います。私自身は化学がどちらかというと苦手だったのですが、こんなゲームがあるともっと楽しめたかもしれないな~と感じました。