我が家のやる気なし男。
先輩ママから「親としてできることは全て試すのよ!」と熱いアドバイスをいただき、いろいろ試みようとしたものの、敵は一筋縄ではいきません。そもそも、親の提案を呑むような素直さがあれば苦労はないわけですからね( ̄ー ̄;。
しかしここ数日は塾の先生からの喝が効いているようで、久しぶりに宿題をやっている姿を見ました。
このまま徐々にペースを上げていってくれるといいのですが・・・。
このひと月、停滞状態の打開策を見つけるべく色々本を読んだのですが、こちらの本『中学受験BIBLE 新版』もとても参考になりました。
当初は、以下のアマゾンの紹介文、
娘はこうして「御三家」に合格した!
わが子を勝ち組にする最強の中学受験戦略本
小4の冬まで田舎で育った娘は、いかにして東京の御三家に合格したのか。基本方針から勉強のノウハウまで、親子の経験をもとに敏腕弁護士が教える珠玉の方法論。
を読んで、兄弟3人東大本の時のように「”我が子を勝ち組”って・・・(; ̄ー ̄川 。・・・こんなコピーに踊らされたくない」と若干引く部分もあったのですが、もはやヒントがいただけるのなら何でも教えて下さい!という気持ちで手に取りました。
”中学受験”は世間一般から見ると、別に強制でもなく「好きで選択したんでしょ」というイメージだと思うのです。
「子供が勉強しなくて・・」などという悩みも「だったらやめれば」ってことなんですよね。
「大学の奨学金が返せない」等が問題になっている時に「中学受験が大変なんて何それ自慢?」という話なのかもしれません。
でも、渦中にいると「どうってことなかった」と言える親は少ないのではないでしょうか。私の場合、自分がだんだんおかしくなってきている感覚もあり、そのこと自体への焦りもありますし、理性では逆効果だとわかっていてもついつい余計な一言を言ってしまったり・・・といった反省の日々です・・・。
お子さんがすでに成人されている経験者の方からも「あの苦しさは一体何だったんだろうと思うことがある」と聞いたことがあります。
様々な教育関係本には中学受験に否定的なものも多く、「それはわかってるのですが・・」と思うこともあります。下手な教育本よりも参考になるのが受験体験記ですが、こちらの本にはまさにお嬢さんの中学受験にとことん付き合った著者の山あり谷ありのリアルな体験記とノウハウが詰まっていました。
内容は、2006年に初版が発行されたものなので、模擬試験事情など今とは異なる部分もあり、また、お嬢さんのお話なので、男子とはまた違うような気もします。
ただ、受験生の親の悩みという点では共感できる部分が多いです。
優秀なお嬢さんなのですが、中だるみの時期もあったり、また、途中成績不振に悩み、サピックス+トーマスから早稲アカに転塾されたりもしています。夏休み前の今の時期に受験から撤退されたり、転塾されるというお話もちらほら聞こえており、同じように悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この本で紹介されているサピックスの様子は、息子の通っている教室とはかなり違うと感じることもありますが、教材やカリキュラム、クラス移動のことなど、そうそう、と思う部分もあります。
まあ、息子の場合、著者のお嬢さんと違って、クラス昇降を何とも思っていなかったり、サピックスシールも励みになるどころか、もはや集めてもいないという部分は違いますが・・・。
またノウハウも、著者のお嬢さんに合わせているものなので、合う合わないはあると思います。
”国語が得意で算数が不得意”というお嬢さんの例は息子とは正反対だったので、どうかなとも思ったのですが、それでも我が家で早速試してみたい!と思えるノウハウが色々ありました。
塾の情報誌”さぴあ”の受験体験記などを読んでいると、「そんな勉強法があったのか!」と驚くことがありますが、こちらにも似た学習法が多く紹介されていました。我が家が研究不足なのだとは思いますが、皆さんお子さんに合わせて色々工夫されていますよね〜。
一部情報の古さはありますが、学習法として参考になることがみっちり詰まった本でした。