小学生にも便利な電子辞書。紙の辞書と比較したメリット・デメリット(我が家の場合)

息子達の小学校では、毎日漢字の宿題が出るのですが、内容は学校で習った漢字を辞書で調べてその意味や例文、熟語などを書くというのが基本です。

息子も今まで漢字辞典と国語辞典を駆使して取り組んできました。

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が、息子がのんびりペースなことも原因ですが、いかんせん時間がかかるのです。普通に取り組んで毎日最低1時間。息子の場合、溜めてしまって大変なことになっています。

そこで今年から電子辞書を併用してみることにしました。
電子辞書を使い始めて4か月目、予想していたよりも便利だと感じるようになりましたので、感想を書いておきたいと思います。

購入したのはカシオの電子辞書エクスワードの2015年版の中学生モデル、XD-K3800WE(⇒カシオ公式サイトでの説明))です。最新の2016年版の中学生モデルはXD-Y3800W(⇒カシオ公式サイト)なので、型落ちになりますが、購入した際の価格差が7,000円近かった&内臓辞書にそれほど差はなかったので安い方を取りました。

また、小学生モデルか中学生モデルかという点で、小学生モデルは中学受験用の教材コンテンツもあり迷ったのですが、そもそも我が家、使えていない受験用の教材が山ほどあるので、これ以上はいらないと考え、長く使えそうな中学生モデルにしました。

私は新しい機器や技術は「まず試してみたい」と思う方なので電子辞書も便利だろうとは感じていたのですが、子供達が使うのは英語の学習が本格的に始まる中学生からだと考えていました。

特に、小学生の間に使用する国語辞典や漢字辞典の場合、辞書を引く際に周囲の漢字や言葉に興味をもつのが大事ではないかなと感じていました。教育雑誌ではポストイットを辞書に貼りまくるので知られる「辞書引き学習法」などもよく紹介されていますよね。こちらを提唱された深谷圭助先生、様々な紙媒体の辞書出版社の広告や付箋の3Mの広告に登場されていますが、実は、電子辞書の広告にも登場されています。電子辞書は”「新辞書引き学習」にぴったり”だそうです。

「辞書引き学習」で、辞書が大好きになった子どもたちは、電子辞書に関心を持ちます。手軽に持ち歩ける携帯性と、様々な興味に対応できる知識の豊富さを持ち合わせた電子辞書は、行動範囲が広がる小学校高学年の子どもたちにとって、まさに「学びの友」なのです。

・・・「新辞書引き学習」と申しますか、付箋も何もないならただ辞書を引いているだけ、辞書のススメというだけなのでは?と思わなくもないですが・・(; ̄ー ̄川 。

さて、電子辞書を使い始めて、主に紙の辞書と比較した場合の感想です。

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メリット

早い:そもそもの、購入目的でしたが、やはり紙媒体の辞書で調べるよりも圧倒的に早く結果がわかります。

複数辞書の横断検索ができるので、一つの言葉について様々な角度から知ることができる。
例えば、昨日塾のテキストで「桐一葉」がいつの季語か?という問題があり、「桐一葉」について調べたのですが、大辞泉、明鏡、標準国語、ブリタニカ、マイペディア、ことわざ、日本史、近現代、各辞書の内容がぱっと横断検索でき、高浜虚子の俳句の説明から、坪内逍遥の戯曲の詳しい内容まですぐに知ることができたのがなかなか便利でした。

手軽に辞書を引く習慣ができる:我が家ではリビングの机の上に置いてあるのですが、図鑑や紙の辞書ならわざわざ見なくてもいいかなと思う内容でもとりあえず辞書で調べてみるという癖がつきました。使い始めて、電子辞書のコンテンツの充実っぷりにとても驚きました。ネットでも調べることはできますが、正確な内容を素早く調べることができるのは便利です。

デメリット

①小さな画面への表示なので視野が狭いことはやはりデメリットに感じます。長男用として購入したのですが、弟も使いたがり、結局彼も電子辞書で宿題をするようになってしまったのですが、低・中学年の間は紙の辞書の方が、調べた言葉の前後の言葉が自然に目にはいるメリットが大きいような気がします。

②また、国語辞典に関しては、紙の辞書の場合、辞書を引く際に部首や画数を自然と覚えることができるメリットがあるのですが、電子辞書は便利な反面、自分で部首や画数を思い出す必要がないので、基本的な事項をじっくり確認しておきたい低学年の間は紙の辞書を使ってほしいと感じています。

当初は、タブレットやスマホに入れられるアプリの方が手軽で便利なのではないかと思ったのですが、信頼できる辞書アプリは高額で、いくつか入れるとすぐに電子辞書の価格をオーバーしてしまうのと、辞書横断検索ができないというデメリットがあります。

中学生になって英語学習を本格的にするようになれば、携帯性や音声機能などさらにメリットを感じるようになるのではないかと思っています。

予想していたよりもずっと便利だった電子辞書ですが、まずは何よりも、電子辞書が大活躍するくらい学習してほしい・・・そのことを願っています・・・(; ̄ー ̄川 。

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