家庭学習メインで受験された方や頑張り中の方からよく伺うメイン教材が四谷大塚の通信コースとZ会です。
私も長男が5年前半までは、「親がきちんとフォローできるなら通信教育+αの方が無駄がなくて効率的よね〜」と思っており、私に時間ができたら試してみたいな〜などという妄想が頭をよぎったこともありましたが、今では我が家には絶対無理だと確信しております・・・。
次男(小3)に関しては現在サピックスの通信教育のピグマで学習を進めているのですが、Z会の中学受験コースも検討しました。ピグマの2教科に対し4教科な部分も教材もすごくいいなと感じたのですが、経済的な理由でとりあえず今はピグマで進めています。
ただ、最近次男に関してはいろいろと適当になってきているので、4教科をフォローしてくれるZ会は魅了的でDMは欠かさずチェックしています。最近届いたZ会の中学受験コースのDMを見て驚いたのが、6年生の「受験重点演習講座」と「志望校別演習」の存在です(Z会小学生コース)。
「受験重点演習講座」は7講座あり、8月スタートの1期と11月スタートの2期開講されます(同じ内容)。
内容は、Z会のウェブサイトに公開情報が見当たらなかっため、記載が憚られるのですが、国語も長文や記述対策などサピックスSS特訓ですか?というような内容です。我が子に余裕があれば、受講したくなるような充実度です(余裕はゼロなのでありえませんが)。
そしてかなり驚いたのが「志望校別対策講座」です。
筑駒・開成・桜蔭・灘・甲陽学院・神戸女学院の6校について「入試予想問題」の添削講座が用意されているのですが、まず、なぜこの6校・・・正直、これらの学校をZ会だけで目指そうという層は薄いと思うのです。
通塾との併用層が受講しているにしても対象学校のZ会公表の合格者数(通信教育1ヶ月以上の受講者)は、1桁〜2桁前半です。志望者がその何倍もいるとしても、この6校の志望校別対策講座を用意するのは採算はよくないと思うのです。安い講座でもないのですが、通信教育は受講者が多ければ多いほど利益率が高くなる仕組みなので他講座と比べて採算は悪そうです。
ただDM巻末の合格体験談を読むとZ会の中学受験コースと上記の講座のみで確かにこれらの学校に合格された方がいらっしゃる様子。すごいですよね〜。お子さんの能力以外に、親子関係、お子さんの自立度、様々な条件が揃っているということなのだと思います。
そして、Z会の中学受験コースの内容にきちんと取り組める環境があれば、これらの難関校にも合格できるということでもあるのでしょう。そう考えると、この志望校別講座は会社としてはたとえ採算が悪くても、Z会中学受験コースで頑張っている受講生に対するZ会として責任を持って全力で応援しますという思いもあるのかもしれないな〜などと考えてしまいました。(もしかしたら全然見当違いでドル箱だったりするのかもしれませんが(; ̄ー ̄川)