『グレードアップ問題集』シリーズの新刊『Z会グレードアップ問題集 小学3・4年 理科』、『Z会グレードアップ問題集 小学3・4年 社会 都道府県』が発売されました。(Z会サイトでの説明⇒http://www.zkai.co.jp/books/gradeup/index.html)
こちらのシリーズ、教科書+αの学習が無理なく学習できるところが気に入っており、英語も含めて次男は全巻制覇しています。
以前も理科、社会については小学1・2年生版がさきどりシリーズとしてありましたが、遊び感覚でできる簡単なワークブックでなかなかよかったです。今回発売されたシリーズも夏の学習にいいのではないかと思い、さっそく購入しました。
今回は『Z会グレードアップ問題集 小学3・4年 理科』について感想を書いてみたいと思います。
まず、『Z会グレードアップ問題集 小学3・4年 理科』に関して、『グレードアップ問題集小学1・2年さきどり理科』と大きく違うところは、「すでに基本部分は学校で学んでいる」ことを前提に作られていることではないかと思います。基本は、導入部分のない45回分の問題集(応用)なので、特に4年生で習う分などは基礎知識がないと解答するのが難しい問題もあります。「さきどり用」として使用するには該当分野について、別途教科書や参考書などである程度学習する必要があると思います。
Z会の説明に「問題文をきちんと読めば教科書レベルの知識で解けるような工夫がしてあります」と記載がありましたが、基礎をおさえている選択肢問題から、教科書レベルの知識を自分で結び付けて考えまとめる必要がある記述問題まで、問題を解くことで応用力を育成していける工夫がされています。
問題はカラーでわかりやすく、「解答・解説」も詳しいです。
一方で、中学受験を考えている場合は塾の使用しているテキストなどと比較すると「4年生が使用する問題集」としては物足りないです。
ただ、見開き2ページで45回分。解説に「少ない問題で最大の効果を発揮できるように”良問”をセレクト」とありましたが、3,4年で習う各分野のポイントとなる問題が絞り込んであるので、夏休みなどを利用して一気に復習、苦手な分野を洗い出すのには向いていると思います。
1回分は15分程度で手軽にできそうですが、毎回考えさせる問題が含まれているのがいいなと思います。
次男、「スタディサプリ」と「四谷大塚の予習シリーズ理科4年上」を中心に、気が向いたときに先取り学習をしているのですが、おそらく全然覚えていないので、夏休みは、こちらの問題集に取り組んでみようと思います。
理科の参考書や問題集はこちらにまとめています→小学生家庭学習&中学受験理科おすすめ参考書・問題集一覧
『グレードアップ問題集 小学3・4年理科』
難易度
解説のわかりやすさ
使いやすさ
価格
該当学年の問題集としては教科書+αの難易度。教科書レベルの知識で、応用問題に取り組める。 解答解説は丁寧でわかりやすいが問題に取り組む際の導入の説明などはない。 記述問題の解答スペースも広めに取ってあり、書き込んで使える。問題数は多くはないが、良問揃い。カラーで使いやすく価格は適当。