(2016/10作成 2018/6更新)
長男も次男も読書は好きなのですが、好きな本に偏りがある(冒険・推理系)ことも影響しているのか、語彙力が不足していると感じることが多いです。特に慣用句など、普段の会話の中で使わないものも多いので知識が定着していないようです。
最近も次男が取り組んでいたドリルの中に慣用句が出てきたのですが、”おくびにも出さない”や”うつつを抜かす”、”とりつく島がない”など、空白補充問題になると全くできないので、学習漫画で改めて確認してみました。
言葉については学習漫画で一度見た程度で完全に覚えられるとは思っていないのですが、意味を知った後で耳にしたり目にしたりすると知識が定着していくのではないかと思っています。そのきっかけとして学習漫画はとても有用だと感じています。
我が家には慣用句に関する学習漫画が5種類(6冊)あるのですが、それぞれの特徴について感想を書いてみたいと思います。
(2018/6に新たにこちらのシリーズも加わりました。とてもわかりやすく、低学年のお子様には特におすすめです)
・昔からあるドラえもんシリーズの一つです。
・取り上げられている慣用句は460語。
・四コマ漫画もありますが、基本的には挿絵として内容を補足する程度にドラえもんの漫画が使われています。
・「ことば事典」とあるように、一気に1冊読み通すというよりは、簡易的な辞書のような位置づけでしょうか。
・息子達は幼児期にドラえもんが大好きだったので、漫画部分だけ通して一気読みしていました。
・内容が一番充実していると感じているのがこちらちびまる子ちゃんシリーズです。
・四コマ漫画がきちんと描かれていて楽しめます。
・それぞれの慣用句について意味や使い方が丁寧に解説されています。
・取り上げられている慣用句は上巻下巻合わせてドラえもんやトム&ジェリーシリーズと同程度です。
・「慣用句新聞」などのコラムもあり楽しい工夫がされています。
・息子達の場合幼児期はちびまる子ちゃんの漫画にあまり興味がなかったようなのですが、今は手に取ることが一番多いです。
・新しい漫画シリーズです。なぜ今頃、トム&ジェリー?(著作権の関係で使いやすいのでしょうか・・・?)とも思ったのですが、コミカルなイラストで次男は気に入っています。
・取りあげられている慣用句は410語。
・イラストの使い方はドラえもんに似ており、すべての慣用句について漫画があるわけではなく、ところどころ挿絵のように使用されています。
・またドラえもんシリーズ同様、こちらも一気に読み通すというより、都度、辞典のように確認するというような位置づけかなと思います。
・英語の慣用句も紹介されています。
・慣用句やことわざが”中学入試によく出る”という視点からまとめられています。
・取り上げられている慣用句は300弱。
・それなりにストーリーのある漫画と慣用句のまとめ、一問一答、入試問題演習という構成です。
・ストーリーは高学年向けです。
・息子達は漫画部分だけざっと読んだだけのようでしたが(汗)、漫画で覚えて、問題で確認するという使い方ができれば、入試対策として効果的だと思います。
(2018/6追加)
・書店で手にとり、「これはいい!」と感じて、すでにいろいろ持っているのですが新たに入手しました。
・他の漫画シリーズのようにキャラクターで惹きつけるタイプのものではありませんが、オールカラーで見やすく、1つ1つの言葉が4コマ漫画で丁寧に説明されています。
・文字も大きめでふりがながふってあるので、低学年のお子さんでも読むことができ、内容もわかりやすいです。
・上記の漫画シリーズの中では一番紙質も良いです。
年齢や好みによって合うあわないはあると思うので、お気にいりシリーズをうまく利用できるといいですね。